
伝統を守るために、
今、あなたの力を貸してください。
琵琶湖一周
色の旅。
ご支援・ご協力をお願い申し上げます
下記、お問い合わせよりお申し込みください
¥ 現在の支援総額
2580,000 円
支援者数
10人
国産染料植物
復興プロジェクト
まずは滋賀。
日本の伝統工芸である草木染め。その美しい色合いと自然素材を活かした技法は、私たちの文化と暮らしに深く根ざしています。しかし、その重要な材料となる国産の植物染料が今、大きな危機に直面しています。
中でも滋賀県は、歴史的に草木染めの重要な地域として知られており、蒲生で育まれた日本茜、紫根、そして伊吹の苅安など、多くの染料植物がこの地で栽培され、染色文化を支えてきました。しかし、近年ではこれらの植物の栽培が減少し、後継者不足や環境変化による影響で、国産材料の供給がますます困難になっています。
この大切な文化と自然の恵みを未来へ引き継ぐため、私たちは滋賀県での染料植物の復興プロジェクトを立ち上げました。
現時点では、協力してくれている地域の方々が熱意をもって栽培してくれているので、大変品質の高い藍と紫根が出来てきています。この挑戦を実現するためには、皆さまのご支援が必要です。
伝統を守り、新しい世代へつなぐこの取り組みに、どうかご協力ください。
各必要な経費は拠点ごとに下記に記してあります。
合計すると1500万円ほどの第一段目標金額になります。
ご支援いただける場合は、お問い合わせより必要事項を記入いただき、送信ください。振込先の案内をさせていただきます。
皆さまのご支援を心よりお待ちしております。
支援目的をご要望下さればそちらで大切に使わせていただきます。

琵琶湖一周色の
旅プロジェクト

- 滋賀県下に染料の産地「点」を数か所作り、色の旅をする人の流れ「線」でつなぐ。
- 草木染めに欠かせない植物染料の国産材料不足を懸念し、産地開拓に携わる中で、植物栽培ができる広い土地、真面目な県民性から、滋賀県に産地をつくる優位性に気付いた。歴史的にも滋賀県が染料材料国として確立していたことも挙げられる(蒲生での日本茜、紫根、伊吹の苅安など)。滋賀県数か所に染料産地を改めてつくり、染色ツアー「色の旅」を設定し、古の染色体験から、体験者に日本伝統文化への興味、郷愁を呼び起こす。
- 材料国滋賀県が必要不可欠な存在となり、より注目される滋賀県にしたい。
- かつて滋賀県の材料が多く流通し、生業となっていたのは、多くの職人や作家がいたから。現在は作家や職人の高齢化、後継者不足により絶対数が減り続け、栽培関係者も減る一方である。継承に必要な、ヒト、物、の流れをつくる。
京都府との連携を図り、
滋賀県へ流入させる。
滋賀県は、琵琶湖を中心に広がる美しい自然と、ゆったりとした暮らしを楽しめる魅力的な地域です。
しかし、その豊かな魅力にもかかわらず、「通過点」として見られることが多く、県外からの流入が少ないことが地域活性化の大きな課題となっています。
滋賀県は、京都市中心部から電車でわずか30分という抜群の利便性を誇り、大都市からのアクセスの良さと豊かな自然環境を同時に楽しめる、理想的なロケーションに位置しており、この可能性を最大限に活かすため、滋賀県では京都府と連携し、県境を越えた「つながり」を生み出すことで、地域の活性化を目指しています。

琵琶湖一周色の
旅ツアーイメージ

京都 株式会社ウタニ
京都駅から徒歩10分の距離に位置する株式会社ウタニでは、2025年に1階を染色場として改装予定です。
産地の材料販売店として出口の役割を継続しながら、琵琶湖一周の「色の旅」ツアーの入り口としても機能します。
また、2020年からは染色キット『植色物語』を共同開発し、染色を楽しむための新しい手段を提案しています。さらに、2023年より、東近江産の貴重な『紫根』の販売も開始しました。
地元の素材を生かした染色文化を広めるとともに、地域とのつながりを大切にしています。
近江八幡市武佐
おうみはちまんし むさ
志村ふくみの生家があり、作家志村ふくみの出発点である武佐に、藍の専門機関である『紺屋』を設立する。
藍の栽培が3年目を迎え、藍建てと呼ばれる藍色の抽出を開始している。将来的に、武佐藍として全国的な『藍の聖地』を目指して活動する。志村ふくみ100歳という稀な機会に近江八幡武佐が注目されることは間違いない。
現在、藍甕の制作を信楽の窯元と進めている。
藍甕制作 33万円
残り必要甕数 9甕
蒅の安定生産までの蒅購入費 70万円
畑の整備、ビニルハウス代 30万円
東近江市永源寺高野
ひがしおうみし えいげんじたかの
古くは奈良飛鳥時代より貴重な染料として、また紫式部の名前にある通り紫色が染まる植物染料の紫根。それはムラサキ草の根のことで、かつてはその効能からボラギノールの成分として知られている。同地では、染料植物の中でも栽培が特に難しいと言われている紫根栽培に成功している。
滋賀県では、蒲生野に生息していたと言われ、永源寺高野はその上流に辺り、土地条件が良いと思われる。
地域住民と協力し、『美容と染色』や『日本の昔暮らし』といったアミューズメント地域にしていく計画である。
拠点として元茶屋の蔵を機織り場に、表の土間を染め場に、また食事や会話が楽しめるよう座席など、地域コミュニティとの交流を活発にし、居心地の良い空間づくりを目指している。
拠点名:元茶屋『游紫庵(ゆうしあん)』
染め場改修 | ・洗い場設置 100万円・作業台設置 30万円・道具類 10万円・排水整備 50万円・電気工事 20万円・空調換気システム 20万円 |
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蔵の機織り場 | ・照明設備 30万円・空調換気システム 20万円・床補強 50万円・道具類 30万円 |
コミュニティスペース | ・調理場 300万円・座席空間 150万円・トイレ増設設置 150万円・井戸再生 50万円・家屋全体補強 150万円・屋根一部修繕 100万円 |
現在の状況
紺屋『武佐藍』
- 現在の藍甕は3甕 → 目標8甕
- 藍甕支援「藍甕クラウドファンディング」予定
- 甲賀市信楽焼き丸由製陶と藍甕共同開発中
永源寺ムラサキ
- 同地に拠点を購入→改修工事予定
- アミューズメント地域のための地域コミュニティ形成中
一般社団法人
志村の染について
日本文化を支えている職人、道具、材料の中で特に自然由来に関わる人や材料は衰退の一途を辿り、もはや風前の灯と言われて久しい。
志村宏(しむらひろ)は志村の染師として草木染めを生業とする傍ら、材料の確保に奔走する中で、志村ふくみの故郷であり、かつてより材料が豊富にある滋賀県に着目する。
新たな産地開拓をすること数年、世に広めるタイミングと併せて社団法人『志村の染』を立ち上げる。2024年7月より活動が始まる。
活動について
草木染めの研究と普及

草木染めは歴史的にも長く、その技法は記録されており多くの草木染め関係者は『色の再現』を仕事としている。ただし、過去の技法が今に通じないことがあるのは、日本の環境が変化したことが要因であると考える。つまり、植物が環境に合わせて変化していることで過去の技法によって再現出来ない事例が少なくとも発生している。そのことは、かつてより産地として植物を栽培していた地域が植物にとって最適ではない可能性が考えられるのである。そこで、過去の方法、現在の方法、未来に役立つ方法を研究し、ものづくりに役立てることを目指している。
義務教育機関への参入

代表である志村宏(しむらひろ)は、京都にある『立命館小学校』において8年間、子どもたちに対して染色授業を開催している。将来、海外生活の可能性が高くなることを考えると日本人のアイデンティティ、ルーツを文化を知ることや自分で作る体験を持つことによって自信を持つことになると考える。そのため文化授業は必須になってくる。日本の民族衣装が着物であるというのなら、自分で着れて欲しい。その思いの活動拡大のため、『子どもたちに伝えることは何か』というテーマを中心とした勉強会を開催。子どもたちの未来を考える活動をしている。
産地開拓、材料の確保

時代と共に、変化するものづくりにおいて、日本文化最古のものづくりが無くなる可能性がある。その理由の一つは、植物栽培、管理の担い手が高齢化し継承者がいないこと。もう一つは、道具を製造する担い手が同じく高齢化、継承者がいないこと。この100年間で、材料、道具は海外輸入に頼り、経済的に仕事として成立出来ないことが大きな要因になっている。新たな産地作りには、新しい観点による担い手を育成している。
時代に合わせた挑戦

自然と伝統をベースに、地域に根ざした染色業の復興を目指し、伝統文化の継承と地域経済の活性化を同時に実現する挑戦を行っています。
時代の変化に合わせて、新しい価値を生み出すため、私たちは古来の技法を大切にしながらも、現代のライフスタイルに合った商品や体験を提供します。地域資源を最大限に活用し、地域の人々と共に新しい未来を築くため、今、私たちの挑戦が始まります。
事業内容
01.ワークショップ
草木染ワークショップ【MY藍さん(東京) / 極めの染色(京都) / AZ(アズ)(ワークショップ指導者のための講座)】
02.染料栽培
紫根 / 紅花 / 日本茜(東近江市永源寺) / 藍(近江八幡武佐)
03.染料販売
【株式会社ウタニ】と提携
04.糸販売
草木染色糸販売、白糸販売、依頼整経糸販売【東京整経塾】
05.教育機関への参入
06.海外向けネット講座
染色工程動画販売
事業相関図

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